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間取り図はこう見る!用語や記号を押さえよう

 

間取り図とは?

 

間取り図とは、建物の基本情報が把握できる平面図のことです。

方角、部屋の位置や数、広さ、収納、水廻りの位置などがわかり、日当たりや風通り、生活動線などをイメージすることができます。

ただし平面図のため、高さや解放感、窓やドアのサイズやデザインなど立体的な要素は分かりにくく、しっかり確認する必要があります。

 

 

 

 

間取り図でよく使われる用語

 

間取り図には部屋やスペースの名前が記載されていますが、アルファベットの略語が使用されていることが多く、初めて見るとわからないことも。

正しく間取りを読み取るために用語をある程度覚えておくと、どんな部屋がどこに配置されているのか理解することができます。

 

略語・用語 意味
K キッチン
DK ダイニングキッチン(食卓とキッチンが一体となった空間)
LDK リビングダイニングキッチン(リビング・食卓・キッチンが一体となった空間)
SR サービスルーム(納戸など、採光や換気が建築基準法に達していない部屋)
UB ユニットバス・浴室
WC トイレ
SIC/SCL シューズインクローゼット
WIC/WCL ウォークインクローゼット
PS パイプスペース(給排水管やガス管の設置スペース)
R/冷 冷蔵庫設置スペース
W/洗 洗濯機設置スペース

 

 

 

窓と扉の記号

 

 

間取り図には用語だけでなく、記号も記載されています。特に窓と扉は家具の配置や動線にも影響するため、記号の種類を覚えてみましょう。

 

 

① 窓の記号

 

② 扉の記号

 

間取り図のポイント

 

 

間取り図を見る時にチェックしておきたいポイントをご紹介します。
ここを押さえて、後悔しない家づくりを目指しましょう。

 

① 部屋の広さ

部屋や収納スペースの大きさを確認します。広さは主に〇帖(畳)で表されていることが一般的です。
畳1枚分の広さを「畳」と呼び、「1帖(畳)=約1.62㎡=約0.5坪」を基準に覚えておくと良いでしょう。
また間取り図の広さは壁の中心線を結んだ面積(壁芯面積)で記されています。壁の表面から計測しているわけではないので、注意してください。

 

② 収納

収納スペースをうまく活用することで部屋を広く使え、開放的な空間になります。クローゼットや階段下収納など形状が様々なので、奥行きや広さをしっかり確認しましょう。

 

③ 扉・窓の数と位置

窓が多いと通気性が良くなり、日も入りやすくなりますが、家具を置きにくくなるというデメリットもあります。
間取り図では実際の日当たりや風通り、眺望、窓の高さなどは分かりにくいため、必ず現地で確認してみてください。

扉は大きく分けて開き戸・引き戸の2種類があります。開き戸は内と外どちらに開くのか、引き戸はどの方向にスライドするのか確認します。
家具・家電のレイアウトに影響するため、実際の生活をイメージしながら数や場所を押さえていきましょう。

 

④ 生活動線

生活動線とは室内で動く経路のことです。動きやすく、使いやすい間取りだと日常のストレスが少なく、住みやすさ・居心地の良さを実感できます。
一般的には動線が短いほど家の中で効率良く生活できるといわれていますが、住む人のライフスタイルによっても変わってきます。イメージがしずらいときは、間取り図に動線を描いてみましょう。

 

⑤ 方角

間取り図には方位記号も記載されていて、Nを指す方向が北になります。南向きは建物に光が入りやすく過ごしやすい環境であることが多いため人気が高い傾向があります。北向きは光が入りにくいので、日当たりや明るさをこだわりたい方は注意が必要です。
ただし南側であっても、周囲に大きな建物が建っている場合など、環境によっては日当たりが悪い可能性もあります。方角と合わせて周りの状況も確認されることをおすすめします。

 

 

 

この記事のまとめ

  1. 間取り図を理解することで、部屋の広さや建具の位置、動線など、具体的な生活をイメージすることができます。
  2. 図面だけで判断するのではなく、建物を見学する、時間帯を変えて現地を訪れるなど実際に行動することが大切です。

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