住まいのお金
マイホーム購入後にかかる費用を把握しよう
購入後に必要となる費用とは?
マイホームの購入後は、住宅ローンの月々の返済だけではなく、さまざまなランニングコストがかかります。家を買う前には、物件価格やそれにかかる諸費用、また住宅ローン利息などしっかり計算されていた方でも、購入後にかかる費用というのは案外見落としがちになることも。マイホーム購入後にどのような費用がかかるのか、「マイホーム購入後にかかる税金」と「税金以外にかかる費用」に分けてそれぞれみていきましょう。
マイホーム購入後にかかる税金
|固定資産税・都市計画税
家を購入すると、それ以後毎年納めなければならない税金があり、取得した土地や建物に対して毎年課税されます。固定資産税と都市計画税は、所有する不動産にかけられる市町村税。毎年1月1日時点の不動産所有者が納税することになっています。4月頃に納税通知書が送られてきますので、一括納付か年4回に分けて納税します。
住宅用地や新築住宅は軽減措置も設けられています。住宅用地においてはいずれも課税標準が軽減され、新築住宅については、一定期間において固定資産税額が軽減されます。
税金以外にかかる費用
|火災保険料・地震保険料
マイホーム購入時にも発生する費用ですが、火災保険の契約期間は1年~最長10年。地震保険は最長5年が契約期間となり、必ず更新が必要になります。いずれも長期契約の方が割引制度により保険料が下がります。また火災保険とセットで加入する地震保険は、保険会社と政府が保険責任を分担するという仕組みなので、どこの保険会社から加入しても金額は変わりません。
|メンテナンス費用・リフォーム費用
構造でも異なりますが、経年劣化による修繕は必ず必要になると考えておいた方がよいでしょう。雨風を受ける屋根の修理や外壁塗装、水回りのリフォームや内装の補修など、住まいのメンテナンスが必要になります。また、マンションなら安心かというとそうとも言い切れません。水回りや内装などは一戸建てと同様に経年劣化します。そのほかマンションでは、管理費・修繕積立金・駐車場代などの費用がかかります。
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この記事のまとめ
- 固定資産税や都市計画税などの税金、火災保険や地震保険などの保険料は、定期的な支払いになるので資金計画も立てやすいですが、メンテナンスやリフォーム費用といったものは、突発的な修繕が必要になることもあります。そのため、いつどのような形で家の修理が必要になるか分かりません。マイホーム購入後は、ランニングコストがかかることを忘れず、普段から修繕費の積み立てをし、計画的に貯蓄しておくことが大切です。