家づくりの知識

新築こそ!シロアリ対策

「新築」でも油断は禁物…

 

シロアリ=古いお家というイメージがありますが、必ずしもそうとは限りません。
シロアリが好む環境やエサなど、条件が揃っていれば新しい家でもシロアリが寄ってくる可能性があります。

せっかく建てたマイホームが数年でシロアリ被害にあわないよう、事前に把握して対策しておきましょう。

 

 

シロアリについて

 

まず、シロアリとは木材を主食とする昆虫で、主に土の中や住宅内の木材、湿った場所に生息しています。
一般的な黒アリと見た目は似ていますが、全く別の生き物です。

日本でよく見られるシロアリは「ヤマトシロアリ」、「イエシロアリ」の2種類。
この2種類のシロアリが特に日本の家に被害を及ぼしており、羽アリを見かけた際は更なる注意が必要です。

 

シロアリが好む場所

・湿気があり、ジメジメとした場所 ex)湿った木材や土壌

・暗い場所:シロアリは乾燥に弱いため、日が当たらない場所を好む

・暖かい場所:シロアリは寒さにも弱いため

・食べ物がある場所 ex)柔らかい木材や腐食している木材が特に好み

・黒アリなどの外敵がいない場所

 

これらの条件より、水廻りとその付近の土台、床、柱などが特にシロアリが発生しやすい場所と言えます。
しかし、これら以外にも家具やタタミ、天井裏なども好み、通り道を作るために他の場所に穴を開けることもあります。

 

シロアリ被害

シロアリによる被害は、地震や台風による建物倒壊の原因に…。

被害額は年間1,000億円以上にのぼり、火災がもたらす被害額に匹敵すると言われています。
いつまでも安心・快適に暮らすためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。

 

 

シロアリ対策

 

新築時にもシロアリ対策が必要な理由としては、「建築基準法で定められている」、「新築時にしか出来ない対策がある」ためです。

 

・建築基準法で定められている

建築基準法には、「構造耐力上主要な部分である柱、筋かい及び土台のうち、地面から1メートル以内の部分には、有効な防腐措置を講ずるとともに、必要に応じて、しろありその他の虫による害を防ぐための措置を講じなければならない。」と定められています。

 

・新築時にしか出来ない対策

シロアリ対策は、家を建てる時にしか出来ない対策もあります。

 

・ベタ基礎にする:地面から上がってくる湿気を防ぐ

・シロアリ対策になる建材を使う

・木材や断熱材に防蟻処理を施す

・基礎部分に防蟻シートを敷く

・点検しやすい作りにする

 

 

ユウキホームも採用している「防蟻シート」

 

従来の防蟻対策は、薬剤散布によりシロアリを駆除することに重点を置いていました。
それに対して忌避性を基本とした防蟻対策は、忌避効果によってシロアリを寄せ付けない環境を保ち、未然に被害を防ぐことが出来ます。

 

殺虫剤と忌避剤の違い

殺虫剤は害虫を直接駆除することを目的にしている一方、忌避剤は害虫の侵入を防ぐことを目的としています。
そのため、殺虫剤では抵抗性のある個体が生き残ってしまい、その個体が発達することによって今までの殺虫剤が効かなくなってしまうという悪循環がありました。

しかし、そもそも忌避剤は寄せ付けないため害虫が逃げ、抵抗性がつくこともなく悪循環も生じにくくなっています。

 

忌避効果のある防蟻シート「ターミダンシート」

防蟻シートとは床下土壌からのシロアリをシャットアウトするシートのことで、防湿効果もあるため湿気も同時に防ぐことが出来ます。
忌避性、即効性、残効性、安全性を兼ね備えているため、薬剤散布しなくてもシートを敷くだけで忌避効果を発揮します。

防蟻成分は水に溶けにくく、シートから流出・揮発しません。
人や動物だけでなく環境にも優しいですが、シロアリには効果的なため安心して使えます。
また、殺虫剤のように数年ごとに対応する必要がないため、コストパフォーマンスにも優れています。

 

安心の20年保証

ユウキホームでは、「シロアリ保証20年」がアフターサポートの内容に含まれています。
初期保証で20年、さらに有償メンテナンスにより最長60年まで保証が受けられます。

 

 

 

この記事のまとめ

  1. シロアリが好む場所は、湿気がありジメジメとした暗い場所。水廻りとその付近の木材に発生しやすい。
  2. シロアリ対策は法律でも定められており、新築時にしっかりと対策しておくと良い。
  3. 忌避性のある防蟻シートがオススメ。人や環境にも優しく、シロアリを寄せ付けない効果がある。

 

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