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窯業系サイディングとは?

こんにちは、YUUKI HOMEの現場監督です。

 

はじめに、建物の外観を仕上げる方法は、多岐に渡ります。

モルタル・木質系・ALC・タイル・・・・etc.

その中の1つにサイディングがあります。

 

■サイディングとは?

・窯業系サイディング

・金属サイディング

・樹脂系サイディング  など

工場で生産された材料であり、適切なサイズに現場でカットし、張り上げていく工法です。

モルタルやタイル張のように職人の熟練した技で仕上げる工法より施工が簡単で安価です。

 

前置きが長くなりましたが、、、

サイディングの中でも本日は窯業系サイディングについてお話しします。

 

■窯業系サイディングとは?

主原料としてセメント質原料及び繊維質原料(パルプ・木繊維)を成形し。

養生・硬化させ塗装した外壁材で

高温高圧の「窯」で硬化させることから窯業系サイディングと呼ばれています。

現在新築戸建て住宅の*70%超が窯業系サイディングを外壁材として使用されています。

(*ニチハ株式会社 調べ)

 

■特徴

新築戸建て住宅で多く選ばれている理由として

・デザイン性:成型技術と塗装技術の組み合わせで

       木目調・タイル調・レンガ調・コンクリート調など、さまざまな素材を表現することができる。

・性能:耐熱性、耐久性、耐震性、断熱性、遮音性などの特性をもった製品があり、

    建築する地域やその地域の特徴を考慮しながら種類を種類を選ぶことができます。

    定期的なメンテナンスで耐久性はさらに向上します。

・品質安定性:工場で生産しているため、材料の品質が安定している。

・施工性:切断や穴あけなど加工が容易で、釘や留付金具で施工が簡単(熟練技を必要としない) 

などが挙げられます。

 

■縦張り・横張り

サイディングの施工方法は縦張りと横張りに分けられます。

大きな違いは文字通りサイディングを縦に張るか、横に張るかです。

※縦張り

※横張り

 

■目地の違い

材料は一般的に455㎜×3030㎜なので下記のように目地が通ります。

縦張り⇒横方向に目地(中間水切り板金) 横張り⇒縦方向に目地(シーリング)

 

■下地の違い

縦張り⇒横方向 横張り⇒縦方向 

サイディングを張る方向と逆方向に下地を施工します。

 

下地の意味だけだなくサイディングとの間で通気層を形成するという役割もあります。

空気は温まると下から上へ排気されます。

横張り(縦下地)の方が空気がスムーズに移動し、流れが遮られにくいです。

 

ユウキホームでは縦張りでも横張りでも

通気金物工法(通気を目的としたサイディング留め金具)を使用しているため、

上記のような心配もなく縦張りもスムーズ通気でき、

デザイン優先で外壁の張り方を選ぶことができます。

細かな違いはまだまだありますが、大きな違いは上記のような点になります。

1階は縦張り・2階は横張りなどもでき、デザインの幅は無限に広がります。

また、目地の目立ちにくい「シーリングレス工法」(シーリングを使わない)

の商品なども需要が増えています。

 

 

本日お話しした内容は外壁材のほんの一部にすぎません。

今回紹介できなかった外壁についてはまたの機会に、、、、

本ブログが参考になれば幸いです。

 

 

 

 

 

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