住宅施工レポート
新築住宅ができるまで
こんちには、YUUKI HOMEの現場監督です。
今回は新築住宅ができるまでについてです。
内容としては工事の流れとかかる期間についてお話いたします。
YUUKI HOMEで新築住宅を建てる際に一般的に
どのような流れでどのくらいの期間がかかるのか
ご参考になれば幸いです。
■着工準備
契約から建物プランの決定、資金計画などすべての準備が整ったら工事着工の準備に入ります。
地縄張り・地盤調査・地鎮祭など約2週間~1か月の間に行います。
地縄張り・・・ビニールひもなどで敷地内に建物が建つ正確な位置を表すこと。
地盤調査・・・地盤が建物の重さにどの程度耐えることができるか調べること。
軟弱な地盤であると判断されれば地盤改良が必要になります。
地鎮祭・・・工事の無事を祈願するための儀式
■基礎工事
着工準備が整ったら基礎工事が約2週間~3週間で行われます。
文字通り家の基礎となる部分であるため正確性が求められます。
コンクリートの打設もありますので天気によって期間は前後します。
基礎が完成すると内外部給排水工事、土台敷、足場設置と上棟に向けて工事が進んでいきます。
給排水工事・・・5日ほどかけて建物内外部の給排水の配管工事を行います。
ここでは外部から建物内に配管を引き入れたり、基礎内に配管を張り巡らせます。
土台敷・・・基礎のコンクリート立上り部分と土台の木材の間に基礎パッキンを挟み、
アンカーボルトにて土台と基礎をしっかり固定します。
同時にシロアリ処理なども行います。
※基礎パッキン:床下の換気を目的とした緩衝材。
玄関回りや水回りには気密パッキンを用いる。
土台や大引きの間に断熱材を敷き詰めて、合板で蓋をすることで土台敷完了になります。
■上棟
基礎工事開始から約1か月、ついに上棟になります。
事前にプレカットされた木材を1日で家の形に組み立てていく作業になります。
これにて柱や梁など建物の基本構造が完成します。
天気予報であらかじめ雨量が予想される場合など、中止になることもあります。
上棟の日に予報外れの雨が降ったら?などと心配される方が多いと思いますが、
木材は濡れても乾燥すれば元の状態に戻るので一時的な雨による影響は心配しなくても大丈夫です。
■仕上げ工事:屋根・外壁
上棟してからはすでに現場にある資材などを濡らさないために
屋根・外壁・雨樋工事と進んでいきます。
家の外観が出来上がるまで(足場が取れるまで)上棟から1か月~1か月半後となります。
屋根工事・・・上棟時に屋根の構造材の上に合板貼り、ルーフィング施工までは完了しております。
※ルーフィング:屋根仕上げ材の下に敷く防水シート
仕上げ材の施工へと進んでいきます。(約5日)
外壁工事・・・サッシを取付、外壁の外側に透湿防水シートを貼り付け
その上からサイディングを取り付けます。(2週間~3週間)
※透湿防水シート:湿度は通し、水分は遮断するシートのこと。
雨水や結露を遮断する一方、室内の湿気は外に逃がす。
■内装仕上げ工事
外部の仕上げが進む一方で、内部の仕上げも同時に進んでいきます。
フロア貼り・電気工事・断熱材施工・石膏ボード貼り(壁・天井)・クロス仕上げ・器具付け
と約2か月半から3か月をかけ完成させます。
電気工事・・・断熱材・石膏ボード貼りの前に、
電気工事士がスイッチやコンセント・照明の配線を行います。
大工工事・・・新築住宅の工事において大工さんの工事が大部分をします。
フロア貼り・石膏ボード貼り・その他造作材の取付など
上棟から約2か月かけて仕上げていきます。
この約2か月半から3か月の間にUBやキッチンなどの設備も取付ます。
大工さんの工事が終わるとクロスなど仕上げに入ります。ここまでくると完成が近づいてきます。
■外構工事~竣工
敷地内に駐車場やフェンスを設置したり、玄関アプローチや植栽を植えたり
約2週間かけて工事を行います。
外構工事が完了すればすべての工事が完了になります。
■引渡し
竣工検査や仕上がりのチェックが完了したらついに引渡しになります。
今まで工事用キーにて施錠していましたが、お施主様専用キーに変更することで
お施主様に引き渡しを行います。
基礎工事開始から外構工事竣工まで約4か月~5ヶ月をかけて新築住宅の完成になります。
お施主様は建物プランの決定など含めると約半年を長丁場になります。
お引渡しの際にお施主様に喜んでもらえるような建物を建てれるよう
現場監督として日々勇往邁進していきますので是非YUUKI HOMEに足をお運びください
乱筆乱文にも関わらず、最後まで読んでいただいてありがとうございました。
何かの参考になったら幸いです。