外壁材・屋根材

こんにちは、本日は設計工務からお届けします。
今回は、住宅の外壁材・屋根材に金属を使用する場合について、お話しようと思います。
近年、屋根材のガルバリウム鋼板葺きは、かなり浸透してきて、新築の半数以上が金属屋根の印象を受けます。
一方で外壁材は窯業系サイディングがまだまだ主流になっており、金属の外壁を見る機会も少ないです。
金属は防水性、耐久性がとても高く軽量で優れた素材です。
トタン屋根というイメージをお持ちの人もいると思いますが、現在では、ほとんどが「ガルバリウム鋼板」となっております。
金属の悪いイメージとしては「サビ」があります。
「サビ」は、金属の表⾯が大気中の酸素や水分などと酸化還元反応(腐食)を起こした結果、金属が酸化して生成される腐食物です。
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アイジー工業では「ガルバ鋼板」という耐食性に優れた金属板を商品に採用しています。
鋼板の表⾯には保護作用をもった「めっき層」をコーティングしているため、鋼板自体が酸素や水分と結合し、サビを発生させるのを防ぎます。さらに工場での焼付塗装で鋼板を塗装しているので、ガルバ鋼板は何層にもコーティングされた耐食性の高い鋼板に仕上がっております。(ガルバ鋼板は、55%アルミニウム–亜鉛合金めっき鋼板)
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また耐久性として腐食性試験を塩水噴霧⇒乾燥⇒湿潤を組み合わせた、実際の環境に比較的近いとされる試験をし、20年相当(200サイクル)でも赤サビの発生は見られません。
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アイジー工業株式会社様のHP https://www.igkogyo.co.jp/
また、メンテナンスコストも優れており、一般的な窯業系サイディングは10年サイクルで塗装をしないといけませんが、
ガルバリウム鋼板は、15年程度なのでランニングコストもかかりません。
建設コストは、窯業系サイディングよりコストは掛かりますが、長い目でみれば、金属サイディングの方がお得になります。
一般的に窯業系サイディングが多い中、金属サイディングはデザイン性にも優れており、他の住宅に比べより一層カッコ良く見えます。
また、リフォームにおいてもカバー工法という、既存の外壁材・屋根材の上に施工する工法もあります。
既存外壁あるいは屋根を撤去しないことによる人件費、産廃処分費も削減でき省エネ、さらには断熱効果もあります。
新築時だけでなく、リフォームにも金属サイディングは施工することができます。
外観デザインは、新築、リフォーム問わず、非常に大切です。窯業系サイディングだけでなく、金属サイディングのご検討もしてみてはいかがでしょうか。