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記憶に残る思い出

こんにちは。
朝は晴天でしたが、午後から雪がちらついてきました。

寒い季節の方が好きなせいか、2月には、昔からよく遠出してました。

今でも、ふとした瞬間に、鮮明に思い出せる場所。
それくらい印象に残っている場所が、いくつかあります。
そのうちの一つが、京都にある、天龍寺というお寺です。

入り口は、嵐山駅を出てすぐ目の前にあり、とてもわかりやすい場所です。
嵐山に行く際は、外せない観光名所のひとつだと思います。
天龍寺は、世界遺産にも登録され、美しい風景と禅寺ならではの静謐な雰囲気を感じることができ、
多くの参拝客が訪れています。


初めて訪れたのは、社会人2年目の冬。
嵐山駅から降りてお土産店が並ぶ街道を少し歩くと、
左手に天龍寺の門があります。
門をくぐった先にある参道に入ると、
諸堂参拝の入口まで続く石畳のアプローチが現れます。
それまで聞こえていた車の音が次第に聞こえなくなり、
空気もガラッと変わります。

お寺や神社の境内から感じる、空気が一変する雰囲気が個人的にとても好きです。
天龍寺を訪れた際も、美しい自然や歴史ある建造物が調和し、
格式高い神秘的な雰囲気を感じました。


天龍寺は、本堂から見れる庭園が特に印象深く、
本堂から眺める庭園は、縁側と軒先に切り取られた一枚の絵画のように、美しいものでした。

ガイドの方から、嵐山を借景にしたこの景色は四季折々の魅力があると伺い、
それぞれの季節でみることができる風景はどんなものだろうと、
気づけばボーっとこの庭園を眺めていたのを今でも覚えています。

時が経っても、忘れられない景色や空間の素晴らしさ。
きっと、誰が訪れても、心に響くものが天龍寺の空間にはあるのだと思います。

 

神社や寺院建築と現代の家づくりは全く異なるものですが、
そこに住まう人の暮らしが、日々の思い出とともに刻まれていく大切な空間というのは同じです。
時を重ねるごとに、思い出に深みが増し、より愛着の沸く一邸になるようこれからも家づくりを行っていきたいと思います。

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